金属缶の飛躍的拡大に貢献した技術開発

21 7月 by admin

金属缶の飛躍的拡大に貢献した技術開発

缶コーヒーをはじめ多種多様な飲料缶が並ぶようになるまでには、数々の製品開発が行われてきましたが、なかでも大きな技術開発と言われているものがいくつかあります。

一つがDI法という一体成型技術であり、もうひとつがEOEと呼ばれる蓋を簡単に開けられるようにした技術です。いずれも20世紀中頃にアメリカで開発されたもので、この二つの大きな技術開発の後押しがあってはじめて、現在の金属缶の隆盛があると言われています。

DI法は展延性に優れたアルミ缶に応用されたのが始まりで、それまでのプレスでは浅めの絞りしかできなかったものを、缶の胴部と底を一体とした深絞りを可能にした画期的なものでした。

一方のEOEは、それまでの缶切りを使った開缶を、タブを引っ張るだけという画期的な発想によって、金属缶を一気に身近なものとしてしまいました。