ガラス容器の製造工程は細口と広口で異なる

21 6月 by admin

ガラス容器の製造工程は細口と広口で異なる

食品の保存容器として登場以来使われ続けているガラス瓶の素材となるガラスの原材料は、8割以上がリサイクルされたガラスを再生して作られる「カレット」が使われています。このカレットにさらに石灰石やソーダ灰、珪砂が加えられ、さらに透明にする清澄剤や着色剤などが添加されます。

これらの混合材料は、およそ1600℃という高温で溶融された後、1100℃程度に温度を下げて一本分となる量の塊(ゴブ)に分けられ金型へと投入されていきます。

金型を使った成形工程は、ガラス瓶の口の大きさで分けられ、広口の瓶は「プレスブロー成形」、細口瓶では「ブローブロー成形」と呼ばれる方法でそれぞれ最終形状となるパリソンへと整えられます。

成形の終わったガラス瓶は、一気に冷やすとひびが入りやすくなるため、徐々に冷やされ完成となります。