テイクアウト食品を包装で便利に

家庭の外で調理された食品を持ち帰って、家で食べる食事形態のことを中食といいます。家庭で調理して食べることを内食、家庭の外で調理したものを外で食べることを外食という、中食というのは、内食と外食の中間にあるものです。コンビニ弁当やコンビニのおにぎりやサンドイッチ、持ち帰りのハンバーガーやフライドチキン、宅配のビザなども中食に含まれます。

このご時世、中食が非常に注目されていることから、こういったテイクアウト食品の便利さを高める包装が必要となっています。おにぎり、サンドイッチのテイクアウト食品は、コンビニの普及もあって、当たり前になっています。

これは、専用の製造、個包装機械の普及ということも大きく関係しています。おにぎりは、海苔があらかじめ巻いてあるウェットタイプと食べるときに巻くドライタイプとがあります。ドライタイプのおにぎりの場合は三角形が多く、その包装方法には、プラシュート包装、セパレート包装の2種類があります。

サンドイッチは、四角に切ってポリスチレンや紙のトレイに入れ、蓋をしてシールで止めてラップ包装をします。また、三角や四角に切ったサンドイッチをそのまま防曇の延伸ポリプロピレンフィルムで包装します。包装するときは、汚れを防ぐためにOPPフィルムを一枚敷いて、ナプキンなどを同封すると乾燥が防止されます。

テイクアウト食品の品質は水分で短時間に変化してしまいます。焼いたときにはパリッとした食感を残していることがポイントになります。食品への水分の吸収を抑える必要があります。

特にピザやフライドチキンは、焼きたてのクリスピーさが美味しさの決めてです。食品が湿気ないような包装が求められます。

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